過去3年の株式市場比較から見えること

上のグラフを見ると、直近3年間ではNASDAQやS&P500などの米国株が非常に強い伸びを示してきたことが分かります。
特にAI関連銘柄を中心に資金が集中したことで、米国株は大きく買われました。

一方で、日本株も決して弱かったわけではありません。
NIKKEI225やTOPIXもこの3年でしっかり上昇しており、特に2023年以降は海外投資家の資金流入や企業改革への期待を背景に、力強い動きを見せています。

また、オルカンは世界全体に分散されている分、値動きは比較的安定していますが、その反面、突出した上昇を取りにくい面もあります。
新興国株式については成長期待はあるものの、直近3年では米国株や日本株に比べるとやや見劣りする結果になっています。

このデータから分かる重要なポイント

ここで大切なのは、過去3年で最も強かった資産に、そのまま今後も資金を集中させればよいとは限らないということです。

確かに、直近では米国株が主役でした。
しかし、相場には常に循環があります。
これまで強かった市場が少し休み、出遅れていた市場に資金が向かうことは珍しくありません。

私は、今後はその対象として日本株に大きなチャンスがあると考えています。

なぜなら、日本株には次のような追い風があるからです。

  • 円安の進行
  • インフレの定着
  • 海外マネーの流入
  • 企業の資本効率改善
  • 株主還元の強化

こうした流れが続けば、日本株は単なる一時的な上昇ではなく、より長い上昇トレンドに入る可能性があります。


オルカンは優秀だが、平均点の投資でもある

オルカンは非常に優秀な投資信託です。
信託報酬が低く、世界中に広く分散投資できるため、初心者にも人気があります。

ただし、オルカンはあくまで世界全体の平均を取りにいく商品です。

つまり、日本株が大きく上昇しても、日本株の組み入れ比率は限られているため、その恩恵を最大限に受けることはできません。
また、S&P500も含まれているため、日本株とS&P500をすでに個別に持っている場合は、オルカンを加えることで中身が重複しやすくなります。

そのため、

  • とにかくシンプルに世界分散したい人はオルカン
  • 日本株の大相場を強く取りに行きたい人は日本株比率を自分で高める

という考え方が自然だと思います。


では、これからどこに投資すべきか?

私自身は、今後の投資戦略を考えるうえで、日本株の比率を高めることは十分に合理的だと考えています。

もちろん、米国株の強さを完全に否定するつもりはありません。
世界の成長企業やテクノロジー企業の多くは依然として米国に集中しており、S&P500のようなインデックスは今後も有力な投資先であり続けるでしょう。

しかし、だからといって米国株だけに偏るのではなく、これからの数年間は日本株にも大きなチャンスがあるという視点を持つことが重要です。

特に、

  • 日本の構造改革が進む
  • インフレにより名目成長が戻る
  • 海外投資家が日本市場を再評価する

という流れが本格化すれば、日本株はまだ上昇余地があると考えられます。


私の考え方

私は、これからの相場では日本株を中心に据えつつ、米国株も組み合わせる戦略が有効だと考えています。

オルカンは非常に便利な商品ですが、日本株の比率が小さいため、日本株大相場を強く信じるのであれば、自分で配分を調整した方が意図が明確になります。

つまり、考え方としては次のようになります。

  • 世界全体に広く分散したいならオルカン
  • 日本株の上昇を強く取りに行きたいなら日本株を厚めにする
  • 米国の成長も取り込みたいならS&P500を組み合わせる

このように、自分の相場観に応じて配分を決めることが大切です。


まとめ

過去3年の実績を見ると、NASDAQやS&P500など米国株の強さが際立っていました。
しかし、日本株も着実に上昇しており、決して見逃せない存在です。

そして今後は、

  • 円安
  • インフレ
  • 海外資金の流入
  • 企業改革

といった要因を背景に、日本株がさらに評価される可能性があります。

オルカンは低コストで優れた商品ですが、あくまで平均を取りにいく投資です。
日本株の大相場を本気で取りに行くなら、オルカン任せではなく、自分で日本株比率を高める戦略も有力だと私は考えています。

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